埼玉県川口市で特定の外国人を標的としたデモに関し、当協会は事務所から半径600メートル以内でのデモを禁止する仮処分を申し立てました。この申し立ては11月21日、埼玉地方裁判所により認められました。日本の法が民族的アイデンティティに関係なく下した判決を歓迎します。今回のデモは川口市民ではない人々によって政治的利益を目的として行われたものであり、このことが川口市民に不快感を与えていると考えています。

この男性は、2024年2月から10月までの間に8回、日本クルド文化協会の事務所周辺で協会を中傷する内容のプラカードや旗を掲げ、さらに拡声器を使用して「クルド人は日本から出て行け」などの差別的発言を行いました。

裁判所は、これらの行為が協会の社会的名誉を傷つけ、中傷にあたり、クルド人への排除を煽るヘイトスピーチであると認定しました。また、これらの行為が人格権を侵害するリスクがあると指摘しました。さらに、この人物とその支持者が11月24日にデモを行う予定であることが告知されていたため、予防措置の必要性が認められました。